子宮卵巣全摘出③~手術

子宮卵巣全摘出③~手術

血糖コントロールにヘパリン投与。

そして手術の説明が終わり、

 

いよいよ予定どおり手術となります。

 

子宮・卵巣

ついになくなってしまうわけですが・・・

 

そんな実感もあまりなく、
あっという間に手術の前日を迎えます。

 

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子宮卵巣全摘出手術・前日の準備

 

下剤を飲む

開腹手術なので腸の中をキレイにする為に、
前日は下剤を飲みました。

しかし下剤といっても、

お腹が痛くなったりするようなキツイものではなかったですね。

 

夜9時以降は絶食

ただし水分は朝までOKでした。

 

 

Foundry / Pixabay

 

 

子宮卵巣全摘出・手術当日

私の手術は昼に行われました。

とはいえ朝イチは帝王切開が入っていたらしく、
予定の時間より遅くなりましたが・・・

 

手術室に入る直前まで

絶食絶飲

浣腸をする

完全に腸の中を空にします。

下剤と違いすぐトイレに行きたくなりますよね・・・

少し我慢するように言われますが、
すぐにトイレに行ってしまいました(笑)

 

手術の直前

・この病院では自分で歩いて手術室へ入ります。
(別の病院では寝たまま入った気がしますので同じ手術でも病院で違うのかもしれません)

 

・手術室でも自分で横になります。

血圧などの測定から始まり・・・

 

全身麻酔の前に一番痛かったのが、

 

・硬膜外麻酔

 

硬膜外麻酔は背中からの注射なのですが、

注射の感覚が生々しく伝わり、

気持ち悪いやら、痛いやら・・・
(2度としたくないですね~)

 

ちなみにこの硬膜外麻酔ですが、

意識のはっきりした状態でないと使用できないとの事。
(全身麻酔で眠った後なら良かったのに)

 

そしてついに!

 

全身麻酔

マスクを当てたらいつの間にか眠ってしまいますので、

ここから目が覚めるまでの記憶は全くありません!

 

 

Stefan_Schranz / Pixabay

 

 

手術中

 

術中病理迅速診断

摘出した腫瘍をすぐ診断にかけます。
(その間は手術が出来ないので待機)

 

悪性か良性かの診断結果で手術の範囲が変わってくるので、
的確かつ早い診断をしなきゃならないんですね。

 

通常は摘出した組織の診断は、
手術したあとに検査して、

結果がでるまでに数日程度かかるので、

この術中迅速病理診断ができる病院は、
設備の整った大きい病院でしかできないんです。

 

こうして診断した結果、

卵巣腫瘍は「良性」でしたが、

 

決めたとおり。

 

子宮卵巣全摘出して手術を終えました。

 

もし悪性や境界型なら、
更に周辺の臓器の摘出もあったかもしれませんが、

 

良性だったので、
子宮卵巣を摘出しただけで済んだようです。

 

また癒着があって腸を傷つけるかも?
と言われていましたが、

 

そのあたりの影響はなく、

 

出血も輸血するまではなかったようです。

 

 

手術直後

おぼろげな状態で手術室からベッドで運ばれて、

意識がはっきりして覚えているのは病室からでした。

 

ちなみに目が覚めて意識がはっきりしたとき、
まだ麻酔が効いていて痛みはあまり感じませんでした。
(硬膜外麻酔が入っている状態だったのでこれがかなりよく効いていました)

 

子宮筋腫の手術のとき硬膜外麻酔はしていなかったので、
麻酔が切れるのが早かったのですが、

この時は麻酔のおかげで、
手術した夜も痛みに関しては前回より楽だったような気がします。

 

あと熱が38度くらい出ていました。

 

手術翌日~

翌日の朝に硬膜外麻酔が抜かれましたが、

 

この後から激痛がきました・・・

 

ちょっと動くだけで痛い。

 

お腹を使うと痛い・・・

 

しかも、

手術前から個室に移りましたが、

 

手術翌日の朝には、
帝王切開の患者に追い出され・・・
(緊急性のない患者は立場が弱いですよね~)

 

痛い中に部屋移動となり(涙)

 

4人部屋に移され、
そんな中動くようにいわれ体を起こすものの・・・

痛いだけでなく、吐き気がする!

 

この日は全くベッドから動けずでした。

 

・食事

昼から食事は出ましたが食べるのもキツイ状態。

 

また歯磨きは、
水を汲んできてもらい

ベッドに座った状態で歯磨きをしました。

 

・ガス

いわゆる・・・「おなら」

腸が動いているサインとなるので、
ガスが出たかどうかチェックしなくてはなりません。

 

さて手術後2~3日経つと
少しずつ動けるようになりました。

 

「ガス」も出て、
ベッドから降りてトイレに行けるようになりだします。

 

しかし痛みはあります。

 

特にまっすぐ背筋を伸ばすと痛いので、
歩くときは前かがみになりました。

 

「痛いのに動くなんて・・・」

と思いますが。

 

動いたほうが回復が早いとのこと。

 

また動くことで腸などの臓器も動き出すのですから、
術直後から無理のない程度に動くよう言われるのですね。

 

・術後は「管」がいっぱい!(笑)

 

術後気づいたら、
いっぱいアイテム?が増えてます(笑)

 

自力でトイレに行けないので、

おしっこの管やお腹の血を抜くための?管など。

凄いことになっていましたが^^;

 

それらがひとつづつ抜けると嬉しいですね~

 

その管が完全に抜けるまで、
だいたい1週間くらいでしょうか?

 

そして術後の診察や経過をみて順調なら、

約10日くらい経過したところでいよいよ退院となります。