エコノミークラス症候群の症状や受診する科は?大きな子宮筋腫でも注意が必要!

エコノミークラス症候群の症状や受診する科は?大きな子宮筋腫でも注意が必要!

同じ姿勢でずっと過ごしていることから発症し、

命を落とすこともあるという、

 

エコノミークラス症候群

 

先日起きた九州の大地震による避難生活で、

車中泊を余儀なくされた方が、

エコノミー症候群を発症し、

命を落としてしまう・・・

 

そんな痛ましい話を耳にしますが。

 

 

エコノミークラス症候群とは一体なんでしょうか?

 

 

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エコノミークラス症候群とは?

エコノミークラス症候群とは、

飛行機のエコノミークラスに乗っていた人が、

到着後に具合が悪くなったり、

命を落とす人がいたことから広く知れ渡りましたが、

 

実際には、

狭い空間で同じ体勢で過ごすことから発症する病気です。

 

長時間同じ体勢で過ごすことで、

足の静脈の血流が悪くなり、

それによって、

血の塊(血栓)ができます。
深部静脈血栓症

 

その血の塊が血流に乗って肺に達してしまうと、

血管が詰まってしまい、

 

「胸の痛み」「息苦しさ」を感じ、

 

最悪は呼吸困難となり、

命を落とすことがあります。
急性肺血栓閉塞症

 

 

症状は?

血栓ができてもすぐに症状が出ないこともあるそうですが、

 

同じ姿勢で長時間過ごした後、

 

どちらかの足に【むくみ】や【痛み】が出たら、

早めに病院へ行く事が大切です。

 

 

その他の主な症状として、

 

・息苦しい、呼吸困難

・動機、心臓の鼓動が早い

・胸や背中の痛み

・めまい、失神

・体のだるさや倦怠感

・精神不安(パニックなど)

・冷や汗

 

呼吸困難や失神などは、

肺に血栓が飛んでいる可能性が大きいので、

命を落とす危険があります。

 

これらの症状が出たら、

早く病院を受診して下さい。

 

 

どこの科を受診したほうがいいの?

「足」という部位から、

整形外科の分野という気がしますが、

 

実際は、

血管外科や、循環器科になります。

 

出来たらそのような専門の科を受診し、

どうしてそのような症状がでたのか?

経緯をきちんと話して診断を受けるようにしましょう。

 

 

予防は?

1.こまめな水分補給(アルコールなどはNG)

 

2.適度な運動、体を動かす

 

3.ゆったりした服装を着ること

 

また足を適度な圧力で圧迫する、

「弾性ストッキング」の着用も効果的です。

これを履くことで血流が良くなるとのこと。

 

 

ちなみに、

発症するタイミングで一番多いのが、

 

固定された体を動かした時

 

急に体を動かすことで、

一気に血流が回復し、

出来た血栓が剥がれて、

そのまま肺に流れてしまい血管を塞いでしまいます。

 

同じ姿勢を保ったあとは、

急に動かないように注意したいですね。

 

 

これらは車中泊はもちろん、

長時間の車の運転などでも気を付けたいところです。

 

 

 

さて、

このエコノミークラス症候群、

いわゆる「深部静脈血栓症」ですが、

 

発症しやすい人というのがあるそうです。

 

発症しやすい人は?

このような人は注意が必要です。

 

・40代以上(特に高齢者)

・肥満や生活習慣病がある

・静脈瘤を起こしたことがある、起こしている

・喫煙者

・水分を摂らない人

 

など。

 

また「血が固まりやすい」体質というのもあり、

 

それは先天的だったり、

何かしらの病気の影響で血が固まりやすくなっている場合もあるそうです。

 

そのような体質がある方は注意が必要です。

 

 

また、意外と知られていない?

こんな人も注意が必要です。

大きな子宮筋腫も注意!?

私自身、
実は大きな子宮筋腫が原因で、

「深部静脈血栓症」を発症し、

しかも治療が遅れたために、

血栓が残っていますが・・・

 

 

☆関連記事

深部静脈血栓が子宮筋腫で発症?原因と体験した症状について

 

 

 

このように、

大きな子宮筋腫卵巣腫瘍
そして妊婦などは、

腹部の大きな静脈が圧迫されて血流が悪くなることから、

リスクが高くなります。

 

(私の場合は筋腫が足の付け根の血管を圧迫して血栓ができました)

 

 

やむおえず、

長時間同じ姿勢で過ごさなければならない方は、

 

エコノミークラス症候群にならないよう、

十分な対策をしてほしいと思います。

 

 

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