卵巣腫瘍②~治療(手術の方法)
卵巣が腫れているのは確実なのですが、
それが
悪性か良性か
画像診断や血液検査だけでは
判断できないとのこと。
いずれにせよ、
腫瘍を取り出して、
腫瘍そのものを診断しないと分からないのです!
調べてみたところ、
良性の卵巣嚢腫が疑われ
かつ、腫瘍サイズが10cm以下なら
「腹腔鏡下腫瘍摘出術」が可能。
*へそと下腹部の2~3箇所に小さな穴を開け、
そこから「腹腔鏡」という
お腹の中を直接観察することの出来る直径1cmほどの
カメラ(内視鏡)や器具をいれて手術する方法。
ただし、どこの病院でも出来る方法ではないらしい・・・
さて、【私の場合は?】
・良性か悪性かはっきりしない
・前回、開腹手術をうけている
などのことから、前回と同じ
「開腹手術」となりました。
しかも、
入院してすぐ手術は無理で
入院してまずは、
「ヘパリン」というものを投与。
*血栓が残っているため、
血液は常にサラサラの状態にしなくてはならないものの
服用している薬(ワーファリン)は
「出血したら血が止まりにくくなる」という成分が入っているため
大量の出血が予想される開腹手術の時にはこの薬を止めなくてはなりません。
しかし、血栓があるので血液はサラサラにしないといけない。
そこで、この「ヘパリン」というものを点滴のように投与し続けます。
ヘパリンを1週間投与後
同時に血糖をコントロールしながら、
いよいよ手術となります。
ちなみに
ずっと決まった時間に血糖を測定するのですが、
・・・制限された病院食を食べている割には
スッキリ下がらなかったですね~
さて、
普通なら腫瘍の摘出のみでも良かったのですが、
卵巣も、さらに子宮までも
全部摘出することを選択することにしました。
☆その理由は?
正直・・・全部摘出することには
抵抗がありました。
子供はもう望んではいなかったものの、
一番心配だったのが
「更年期障害」です。
卵巣を全摘すると
早く更年期障害がくると聞いていました。
どんな症状かもイマイチよく分からないのも不安だし、
その症状がかなり辛いという話だけはよく耳にしますよね?
まだ40代前半で
バリバリ仕事しなきゃならないのに
そんな状態になるのは困る!
と思って、
子宮卵巣全摘か、温存か
悩みました。
しかし、
・私の体質からして再び腫瘍が出来る可能性があるかも?
・筋腫も残っており、この先も大きく可能性も。
さらに
・糖尿病や血栓がある状態では何度も手術を受けるのはリスクが高い。
この時点で2度目の開腹手術です。
子宮卵巣が残っていたら、
また腫瘍が出来るかもしれない、
更には癌を発症する可能性だってあるかも。
そうなったとき、
また手術となるとさすがにキツイ・・・
そのような理由から
お医者さんのススメもあって、
「子宮卵巣全摘」を選択。
手術を受ける2~3日前に決断致しました。
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