病気体験談~耳下腺腫瘍①

病気体験談~耳下腺腫瘍①

昭和62年・15歳の秋

 

顔面左側・耳のところに

腫れている何かがあることに

気がつきました。

 

顔の見える部分なので

どう治療すれば分からず・・・

 

ネットもなにもない

昭和の後期。

調べる手段が分からないまま、

 

まずは

外科へ行きましたが

 

専門外と言われ・・・

 

次に、

当時はあまり耳慣れない

診療科だった

「形成外科」

 

傷が目立たないように手術できると聞いて

 

そこで初めて手術することに。

 

そのできものは、

脂肪の塊・・・「腫瘍」といわれました。

 

その時採ったものは

 

「ふぐの白子」のようだったと

友人・談(笑)

 

傷も目立たず

ホッとしたところで・・・

 

なんと!

翌年に、再発?!

 

昭和と平成の狭間の時に

2度目の手術を行いました。

 

しかし・・・

 

またすぐに

再発して、

 

これ以上

形成外科では無理だといわれ

 

地元の医科大学の

「耳鼻咽喉科」へ移ることになりました。

 

そのときの診断は

「木村氏病ではないか?」

と言われ、

効果があるとしている

ステロイド剤を服用しましたが、

 

副作用で顔が腫れただけで

改善されることなく、

 

医大で診察を受けました。

 

結局は

 

「耳下腺腫瘍」と言われ

3度目の摘出手術を受けたものの・・・

 

また

あっというまに再発。

 

根本的に腫瘍を取り除かないと駄目なのですが

それは、

顔面神経を大きく傷つけることになるため、

 

顔面麻痺が出てくる。

 

当時は20代前半だったので

 

そんなリスクは負いたくないと思い

 

また、腫瘍が良性というこもあり

 

経過観察することにしました。

 

しかし・・・

 

この腫瘍

 

放置していくうちに

どんどん大きくなり

髪の毛で隠しても

目立つようになりました。